SGD Family
                        STD Series
                        STDシリーズは、高速データ伝送ポート向けに設計されたESDおよび過電圧保護部品です。以下にSTDシリーズの詳細をご紹介します。
                        シリーズの特徴
                            国際規格IEC61000-4-2の各種過電圧要件に準拠
                        優れたはんだ付け性
                                    STDシリーズは、高速データ伝送ポート関連産業における高いはんだ付け要求に応えるために開発されました。
SGD特殊パッケージング技術により、同サイズの一般製品と比較して約20%高いはんだ付け性能を実現。
                                SGD特殊パッケージング技術により、同サイズの一般製品と比較して約20%高いはんだ付け性能を実現。
低容量
                                    STDシリーズは、低容量要求に対応するためSGD技術を採用し、同サイズ製品に比べてより小さな容量値を実現。
                                製品の特性
                サイズ:0201in ~ 0603in
                        動作電圧 : 5V ~ 24V
                        静電耐性 : 15KV ~ 30KV
                        容量値 : 0.02pF ~ 0.05pF
                        動作温度 :  -55°C ~ 125°C
                        製品はIEC61000-4-2に準拠
                        強み
                    優れたはんだ付け性、ESD耐性、低容量
                優れたはんだ付け性
                                STDシリーズは高速データ用に最適化され、SGD特殊封装により同サイズ比で約20%高いはんだ付け性能を実現。
                            高い静電耐性
                                STDシリーズはClipper接合を採用し、従来のワイヤボンディング方式よりESD耐性が向上。
                            低容量
                                STDシリーズは0.1pF以下の低電容量で、高速回路設計に最適。
                            製品仕様
                | Part Number | Working Voltage | Trigger Voltage | Clamping Voltage | Leakage Current | Leakage Current. | Cap. Value | 
|---|---|---|---|---|---|---|
| Symbol | VDC(MAX) | Vtrigger(typ.) | VC(typ.) at 30ns | ILDC (at Initial Satae) | ILDCA (after ESD Test) | C(max.) | 
| 0402TD060-0R05P-11 | 6V | 300V | 30V | <0.1uA | <1.0uA | 0.05pF max0.08pF | 
| 0402TD120-0R05P-11 | 12V | 300V | 30V | <0.1uA | <1.0uA | 0.05pF max0.08pF | 
| 0402TD240-0R05P-11 | 24V | 300V | 30V | <0.1uA | <1.0uA | 0.05pF max0.08pF | 
| 0603TD060-0R05P-11 | 6V | 400V | 30V | <0.1uA | <1.0uA | 0.05pF max0.08pF | 
| 0603TD120-0R05P-11 | 12V | 400V | 30V | <0.1uA | <1.0uA | 0.05pF max0.08pF | 
| 0603TD240-0R05P-11 | 24V | 400V | 30V | <0.1uA | <1.0uA | 0.05pF max0.08pF | 
応用例
                    
                USB
                        
                            USBは、PCやモバイル機器をはじめとする情報通信製品に広く使われているシリアルバス規格で、入力・出力(I/O)ポートの一種です。近年ではカメラ、デジタルテレビ(セットトップボックス)、ゲーム機などにも応用が広がっています。
最新規格のUSB4は、最大40Gbpsの高速データ転送が可能です。物理的な接続端子には、上下の向きがあるType-A / Type-Bに加え、どちらの向きでも挿せるType-Cも普及しています。
                    最新規格のUSB4は、最大40Gbpsの高速データ転送が可能です。物理的な接続端子には、上下の向きがあるType-A / Type-Bに加え、どちらの向きでも挿せるType-Cも普及しています。
HDMI
                        
                            HDMI(High Definition Multimedia Interface)は、映像と音声を同時にデジタルで伝送できるインターフェースで、セットトップボックス、DVDプレーヤー、PC、ゲーム機、AVアンプ、デジタルオーディオ機器、テレビなどに広く使用されています。非圧縮の音声・映像信号を1本のケーブルで転送できます。
・HDMI 2.0:最大18Gbps、4K@60Hz対応
・HDMI 2.1:最大48Gbps、8K@60Hz または 4K@120Hz対応
                    ・HDMI 2.0:最大18Gbps、4K@60Hz対応
・HDMI 2.1:最大48Gbps、8K@60Hz または 4K@120Hz対応
DisplayPort(DP)
                        
                            DisplayPort(DP)は、映像ソースとディスプレイを接続するためのインターフェースで、音声やUSBなどのデータもサポートしています。VGAやDVIの後継として設計されており、アダプターを使えば従来のインターフェースとも互換性があります。
・DisplayPort 1.4:最大32.4Gbps対応
・DisplayPort 2.0 / 2.1:最大80Gbps対応
                    ・DisplayPort 1.4:最大32.4Gbps対応
・DisplayPort 2.0 / 2.1:最大80Gbps対応
                    H高速データ伝送では、用途や機器に応じて最適な規格が異なりますが、共通して求められるのは“極めて低い電容値”です。STDシリーズはこのニーズに応える設計です。